2011年2月17日木曜日

警察官発砲無罪判決

何か変な裁判だと思います…。
警官が発砲した事に対しての裁判でしょ?!
警官は必要だと判断したから発砲したんじゃないの?!
発砲したから裁判って…じゃぁ、何の為の警察官の拳銃所持なのよ?!
ただの脅し?!




◆【警察官発砲無罪判決】公開での判断評価 新証拠はハードル高く(2月11日下野新聞)

西方警官発砲の「付審判」判決は、巡査長の供述に基づいて事実関係を認定し、検察官役側の主張をことごとく否定。「発砲は正当行為」と結論付け、宇都宮地検の不起訴処分を“追認”する形となった。

 有罪立証を目指した検察官役の弁護人は、裁判官による現場検証を求めたほか、事件直後と公判で被告の供述が異なる点などを追及した。

 しかし、公判を傍聴してきた大宮法科大学院大学の新屋達之教授(刑事訴訟法)は、今回の事件について「核心部分の目撃者がおらず、被告の供述しかなかった」と証拠の乏しさを指摘した。

 「証拠が弱い」などとして検察が一度、不起訴とした事件を審理する付審判の裁判。新屋教授は「検察官役が有力な新証拠を出せるかどうかが課題。有罪立証の困難さが出たと思う」と、もともとのハードルの高さを強調した。

 検察官役側も会見で「(既に)警察、検察の捜査があり、民事裁判が継続中。私たちは最後に調査をしなければならない難しさがあった。新たな目撃者を捜せる状態ではなかった」と証拠収集の壁を振り返った。

 一方で、身内のかばいあいを防ぐという制度趣旨に照らし、付審判請求が認められ事件が法廷で審理されたことを評価する声は少なくない。

 検察官役側は「公開の裁判で事実関係が明らかにされていくことは、国民にとって大きな利益だ。無罪にはなったが、付審判に意味がなかったというとらえ方はしていない」と強調。弁護側も「拳銃発砲で人が死亡したことは重い。裁判で結論が出たことには意義があった」と述べた。