2008年12月10日水曜日

特進コースダメ!

司法制度改革に沿わないとして山梨学院大学の特進コースは消えました。
確かに、知識だけに偏りがちな司法試験に対して、法科大学院ではより実践的なことを学んでいく目標ですから、特進コースっていうのはおかしいですね。
ただ、合格率がこれだけ低いとなんとかしたくなるでしょうね。

◆【山梨】山梨学院大:法学部「特進コース」募集断念 文科省指摘で
(2008年12月6日 毎日新聞)

 山梨学院大(古屋忠彦学長)は5日、来年度から新設予定だった法学部「特進コース」の募集を中止すると発表した。特進コースは難関法科大学院合格のための特別カリキュラムが売り物だったが、文部科学省から「司法制度改革の趣旨に沿わない」と指摘され、約70日間で幻となった。
 特進コース設置の目的は同大法学部卒業生から初の司法試験合格者を出すこと。東京の司法試験予備校の有名講師による特別カリキュラムを受講できるほか、入学金や授業料の免除などの特典があり、9月25日に発表されたばかりだった。
 しかし、司法制度改革の柱となった法科大学院は、知識偏重に陥りがちだった旧司法試験への反省から、ゆとりのある多様な教育を掲げてスタートした。10月に文科省から指摘があり、学内で再検討した結果「法科大学院の予備校のようになるのは、やはり司法改革に逆行している」などの意見が出て中止を決めた。特進コースの定員枠(10人)は、入学金や授業料などを免除するスカラシップ(奨学生)入試に移すという。

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