2010年10月29日金曜日

経験者が語る~裁判員制度の1年~

法科大学院教授の講演かぁ…。無料だし…少しでも興味のある方は参加されてはいかがですかぁ??
教授の講演なんて、滅多に聞く機会ないなぁ?って思ってるあたし。
しかも法律に詳しい人の話って、難しいかもしれないけど、いつ自分が裁判員になってもいいように、心構えになるかもしれないしっ!!




◆裁判員裁判:制度開始から1年 裁判員が体験語る--あす大阪弁護士会館 /大阪(10月29日毎日新聞)

大阪地裁での裁判員裁判開始(昨年9月)から1年を迎え、大阪弁護士会は30日午後1時から、大阪弁護士会館(大阪市北区)で裁判員経験者の話を聞くシンポジウム「経験者が語る~裁判員制度の1年~」を開く。
 シンポジウムには、近大ボクシング部(廃部)の元部員による路上強盗事件など、大阪地裁で裁判員を務めた男性3人が参加し、それぞれ体験談を明かす。また市民だけで審理する陪審制度を研究している関西学院大学法科大学院の丸田隆教授が講演する。
 参加無料。問い合わせは同弁護士会(06・6364・1227)。【日野行介】

2010年10月25日月曜日

納得できぬ給費継続

さんざん日弁連や弁護士が署名運動してたけど…
その思い届かず!!!
今までの努力が水の泡~!!!
そんなに給費制維持を求めるなら、今まで自分たちがもらってきた分を
少しでも返納したら、少しは国民からの理解も得られるかもしれないよね?!




◆司法修習生 納得できぬ給費継続(10月20日中日新聞)

司法修習生に給与を払う制度の継続は納税者の納得を得られないだろう。法律家の特別扱い存続では司法改革の歯車が逆転しかねない。情緒的な貧困キャンペーンに惑わされずに考えたい。
 法律家の卵である司法修習生には国庫から給与、手当などが支給されてきたが、修習生の増員や財政事情を踏まえ、来月から廃止されることになっている。そのかわり希望者には「無利子、五年据え置き、十年返済」の好条件でこれまでと同額が貸し出される。
 これに対して日弁連は給費継続運動を展開してきた。「修習生は法科大学院で学ぶため多額の奨学金などを借りており、給費がなくなると金持ちしか法律家になれない」という主張だ。
 日弁連の強い働きかけで国会議員の間にも同調者が増え、民主党内にはねじれ国会で野党の協力を得るための取引材料にする動きも出てきた。
 最高裁によれば、給費制を維持すると年間百億円が必要になる。これだけの税金を使うのなら、低すぎる国選弁護報酬の増額、貧困者の裁判費用を援助する法律扶助の予算増額など、もっと有意義な使途があるはずだ。
 本当に困っている修習生への支援は誰も反対しないが、困窮していない人、弁護士事務所で高給を得る人にまで一律支給では納税者は納得できない。各種資格のなかで法律家だけをなぜ特別扱いするのか、説得力ある説明もない。
 貧しい人については、将来の公益活動を条件に貸与金の返済を免除する制度を設ければいい。「五年間据え置き」だから検討する時間はたっぷりある。
 給費制廃止は弁護士増員と一体となった司法改革の柱だが、日弁連は修習生の就職難を理由に増員を抑制しようともしている。「弁護士の生活が安定しなければ人権活動が鈍る」などの声もある。給費継続で財源を理由にした増員抑制論も強まるのは必至だ。
 だが、獲得した資格が生かせない例は多いのに、弁護士だけはなぜその資格で生活できるよう人口制限が許されるのか。これも合理的説明がない。
 司法改革は、弁護士が特別な存在ではなく、普通の隣人として身近にいる社会を目指している。
 人権活動を“人質”に自分たちの利益を守ろうとするかのように聞こえる主張は、「人権擁護と社会正義の実現」を使命とする弁護士にふさわしくない。

2010年10月20日水曜日

本日は水戸駅で

全国各地で弁護士の方たちが街頭に立って賛同求めてるけど…
あたしたち国民は何のこっちゃ?!って感じだよね…。
新聞にはチラホラ記事出てるだけ…報道は滅多にされない…。
そんな状態で、給費制の維持を~!!なんて訴えても
ハァ…??って感じじゃない?!




◆『司法修習生の給費制維持を』 県弁護士会 水戸駅などで訴え(10月20日東京新聞)

 司法試験に合格した司法修習生に一年間、給与を支給していた制度(給費制)が十一月から貸与制に変わるのを前に、県弁護士会などが十九日朝、JR水戸駅と土浦駅で通勤・通学の市民に給費制維持を訴えた。
 水戸駅では弁護士約二十人のほか、連合茨城や水戸地裁土浦支部で再審公判中の「布川事件」の桜井昌司さんらも参加し、チラシ千二百枚を配った。
 県弁護士会で、この問題を担当する安江祐弁護士は、法科大学院在学中に学費などで、数百万円の借金を抱える人が増えていると指摘。
 「人権活動などは採算を度外視してやっている人が多い。弁護士になった時に借金があれば、お金にならない事件をやらなくなる。国民の権利を守るためにも、市民の方の理解をいただきたい」と訴えた。
  (堀尾法道)

2010年10月18日月曜日

ちょっとしたギモン

この文章の中に『法科大学院に進みながら、何事も金に換算する法律家の卵たちに疑問を抱き、司法試験の受験を先延ばししている女性』ってあるけど…どうしてそんなことするんだろ??
法科大学院に進んだのは自分が法律家になりたいからでしょ?!周りの法律家がどうなろうが、自分の信念を持って活動していけばいいだけなんじゃないの?
司法試験受験しないのは、自分に自信がないからなんじゃないの?!



◆あしたへ:就職と夢、揺れる心を映画に 「卒業」で道見えた(10月18日毎日新聞)

帰宅すると、一通の封書が机の上にあった。
 <新聞社に応募してみませんか>
 08年の冬。封を開けると、母のメッセージが便せんにつづられていた。
 <思いがほかにあることは知っています。しかし記者は天職に思えるのです>
 太田信吾さん(25)は当時、早稲田大学第2文学部の4年生。映像表現を学んでいた。将来は映画監督になりたいと思っていた。置き手紙には、息子の将来を思う母の思いがにじんでいたが、自分の歩む道を指図されたようで嫌だった。
 だが、そのむずがゆい感覚がとっぴなひらめきを生んだ。「これを卒業制作の映画にしよう」。社会人への一歩を前に依存と自立のはざまで悩む自分を主人公にして。「タイトルは『卒業』だ!」。すぐに同級生の友人、飯塚諒さん(25)に協力を頼んだ。
 太田さんは家族の期待と自分の夢との距離に悩んでいた。好きなことをやるなら自活しろと父は言い、母は有名企業に入ることを望んだ。「みんな勝手だ」と思いつつも、映画監督一本でいく自信もない。渋々就職活動を始めたが、折々にカメラだけは回し続けた。
 母が勧める新聞社のOB訪問に行く朝だった。「発声練習よ」と言って母が部屋に来た。「カ、ケ、キ、ク、ケ、コ、カ、コ」。肩の力が抜けるからと大声を出す。首をかしげながらも従う。その様子も部屋に据え付けたカメラがとらえた。後で映像を見た飯塚さんは「コメディーかと思った」と笑いこけた。
 映画「卒業」は、社会に飛び出す直前の揺れる心をとらえたとして、国内の二つの映画祭で入賞した。
     *
 この春、太田さんは大学を卒業した。就職は結局うまくいかず、映像作家の道を歩み始めた。今はロックバンドのデビュー直前に夢破れた青年の再出発を撮っている。作品が一定の評価を得たとはいえ、月収は塾講師の10万円が支え。母は「結婚もできないじゃないの」とぼやく。
 5月。母校の早稲田大のそばで「2文の葬式」が営まれた。4年前に募集をやめ、最後の入学生が今年卒業した夜間の第2文学部。廃部を惜しみOBらが企画した。会場で「卒業」が上映されることになり、太田さんは飯塚さんと出かけた。
 上映後、出席したOBらが意見を交わす。型破りの人だらけだった。年収200万円のアルバイトをしながら何年も小説家を目指している男性、法科大学院に進みながら、何事も金に換算する法律家の卵たちに疑問を抱き、司法試験の受験を先延ばししている女性。作品を見て、多くは「いかにも2文らしい映画だ」と評価してくれた。担当教授は「グローバル化の中で実学志向が強まり、すぐに役立たないとみられるものは排除されていく。2文はその象徴です」と嘆いた。
 同じレールに乗らず、自分の生き方を探す。そんな先輩たちの声。未曽有の就職難の時代になんと酔狂な、と言われるかもしれない。でも、こんな時代だからこそ、別の可能性にかけてみたい。太田さんは勇気付けられる思いだった。
     *
 「葬式」の翌月、喫茶店で久しぶりに飯塚さんとおしゃべりした。彼も卒業後、企業の内定をけって南米を放浪し、映像技術を学ぼうと大学院に進んでいた。互いに夢を追っているんだと太田さんは思っていた。
 何の拍子だったか、飯塚さんが言った。「大学院卒業したら就職も考えてる。例えば銀行とか」。意外な一言に、太田さんはすかさずわけを聞いた。返ってきた答えは簡潔だった。「やっぱり安定を考えるよ」
 大学1年の講義で言葉を交わして以来の仲だ。夏休みには一緒に長野県の山村に泊まり込み、ドラマ仕立ての映画作りに取り組んだ。その体験が「卒業」にもつながった。
 友の言葉は驚きだったが、太田さんはわりと冷静に受け止めた自分にも気づいた。たとえ道は分かれても祝福しよう。彼には彼の卒業がある。太田さんはグラスの氷を鳴らし、自分は行けるところまで行ってみようと思った。【長野宏美】
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 「あしたへ」は随時掲載します。感想をお寄せください。〒100-8051 毎日新聞社会部あて(住所は不要です)、ファクスは03・3212・0635、メールはt.shakaibu@mainichi.co.jp

2010年10月14日木曜日

40歳の校長先生

ずいぶん若い校長先生だなぁ~
なんか羨ましい!!
若い校長先生に憧れちゃう女子高生もいるんじゃないの?!
イメージ的に、学校の校長って60歳に近い、おじいちゃんがなるものなのかな?って思ってた!!
時代が変わったのか?!




◆民間人校長 法律の授業 弁護士出身・中原さん(10月14日読売新聞)

民間人校長として今年4月、府立和泉高校(岸和田市土生町)に着任した弁護士出身の中原徹校長(40)が13日、1年生の現代社会科目で法律授業を行った。
 全国最年少の公立学校長ながら、日米で14年間、弁護士活動をしてきた中原校長の経験をいかそうと企画。これまで英会話の補習は行っているが、教科を教えるのは初めてという。
 中原校長は生徒40人を前に、知人からだまし取ったコンサートチケットの転売などの紛争事例を示しながら、民法上の規定を解説。「登場人物すべての利害をてんびんに載せて全体から判断することが重要。この考え方は国際社会を生きていく中でも大切になるのでぜひ身につけてほしい」と呼び掛けた。
 航空会社で働くのが夢という片桐明紀さん(15)は「法律は難しいというイメージがあったが、身近なもめ事にも役に立つことがわかった。将来、様々な言語や文化を持つ人々とかかわる仕事に就きたいので法律も勉強してみたい」と話した。

2010年10月12日火曜日

弁護士志望の32歳法科大学院生が…

結構精神的に追いつめられてたんでしょうか?!
理解してもらえなかったって…そんなに理解してもらいたかったの??
32歳にもなって?!

そう簡単になれるような職業じゃないけど…
事件の背景はよく分かりませんが…
お父さんは結果を求め過ぎたんでしょうか?!


◆弁護士志望の32歳法科大学院生、父親殺害容疑(10月9日読売新聞)

三重県警いなべ署は8日、同県いなべ市員弁町御薗、中京大学法科大学院2年渡辺定幸容疑者(32)を殺人の疑いで逮捕した。
 発表によると、渡辺容疑者は同日午前8時頃、自宅で、父親で同市体育協会事務局長の広次さん(63)の首を絞めて殺害した疑い。渡辺容疑者は弁護士志望で「進路について理解してもらえなかった。両手で首を絞めた」と供述しているという。
 渡辺容疑者は同日午前10時45分頃、「父親を殺した」と110番した。同署員が容疑者宅に駆けつけると、1階居間で広次さんがあおむけに倒れていた。渡辺容疑者は両親との3人暮らし。
 広次さんは、旧員弁町の出納室長や、いなべ市の総務部長、議会事務局長などを歴任。

2010年10月6日水曜日

地方大学院の危機

法科大学院、存続の危機まできてるよね~!!
法科大学院入学出来たからって、司法試験に必ず合格できるって訳でもなさそうだし…
かといって、統廃合の対象は地方。都心の法科大学院は倍率も高くて人気。これってどうしてなんだろう??
わざわざ優秀な生徒は都心に出て、都心の法科大学院に通ってるのかな~??




◆法科大学院の改善速やかに(9月29日宮崎日日新聞)

新司法試験の合格率が低迷している法科大学院などの再編、統廃合が加速しそうだ。文部科学省が2012年度にも、低迷が続く法科大学院への補助金は削減すると決め、中教審の特別委員会へ報告した。 法曹(裁判官、検察官、弁護士)を養成する法科大学院は04年以降、74校も開校した。乱立状態といっていい。 今年の新司法試験を見ると、合格者ゼロは2校、修了生の合格率が5%未満は6校もある。受験者全体の合格率は過去最低の25%だった。修了しても大半の学生が合格できないようだと人材が集まらず、さらに合格率が低迷する。そうした悪循環がここ数年、目立っている。
■志願者は3分の1に
文科省の方針は荒療治の感があるが、現状を見ればやむを得ないだろう。実施まで約1年の時間が残されている今のうちに、全国の法科大学院が速やかに事態の改善に取り組むよう求めたい。 法曹人口の増加と質の維持・向上は大きな政策課題だ。そのための確固とした仕組みをつくらないといけない。 法科大学院の修了者には新司法試験の受験資格が与えられる。開校当初は人気を集めた法科大学院だが、10年度は志願者数が3分の1に急減。入学者数もピーク時の7割に減った。 まず、法科大学院の教育の質が問われなければならない。特別委は今年1月、14校に重点的な改善が必要と指摘した。このうち1校が11年度以降の学生募集停止を発表、撤退を表明した。教育内容が問題視される傾向はさらに強まるとみられる。
■地域バランス配慮を■ 
今回、文科省は入試の競争倍率が2倍以下で選抜機能が働いておらず、新司法試験の合格率も1けた以下に低迷している場合、補助金を削減するとした。 法科大学院は一般の大学院より国立大学運営費交付金と私学助成金が優遇されている。この部分が削られる。優遇措置が税金による援助である以上、甘えは許されない。国民の納得が得にくい状況では削減はやむを得ない。 ただ、地方に定着する弁護士の養成に力を注いだり、仕事を持つ学生のため夜間に開講したりしている法科大学院もある。 配置の地域的バランスも重要だ。大都市ばかりに偏在すれば、地方の学生が通えないなど好ましくない状況が生まれる。こうした場合には政策的に残す配慮もすべきだろう。 意欲も能力もある学生への新たな支援策も考える必要がある。奨学金制度の拡充もその一つ。例えば、法曹になった後、日本司法支援センターの常勤弁護士として地方へ赴任するといった公的な仕事に一定期間就いた場合は返還を免除する制度など考えてもらいたい。そのための財政的な措置を文科省に望みたい。

2010年10月1日金曜日

生き残りに躍起の白鴎大法科院

院長…必至だなぁ…。
心だけ焦って結果が伴ってないよ…。
存続の危機だよ。何としてでも、学長は栃木に法律家が必要なんだ~!!!って訴えてるけど…補助金など削減されちゃ、相当厳しいよね。。。

それにしても…合格者2名って、逆に自慢できる数字じゃない?!
…って笑えないか~!!!


◆合格2人だけ…生き残りに躍起の白鴎大法科院(9月29日読売新聞)

 9日に発表された新司法試験の結果で白鴎大法科大学院(栃木県小山市)は合格者数がふるわず、正念場を迎えている。
 35人の受験者中、合格者は2人で、合格率は同院史上ワースト1の5・7%で、全国の法科大学院74校中64位。合格者数も全国ワースト3という厳しい結果だ。法科大学院は今後淘汰が進む。「県民と地元企業に貢献できる法律家の育成」という同院の理念を名実ともに実現させるためにも、法律家を一人でも多く地元に定着させるための対策が求められている。
 同院修了生の合格者は、06年から今年までの5年で計15人にとどまり、合格率も低迷している。今年の受験者は「今までで一番優秀。最低でも5人はいく」と前評判が高かっただけに、野畑健太郎院長は「夢じゃないか」とショックを隠さない。今年5月には姫路独協大法科大学院(兵庫県姫路市)が成績不振を理由に初の撤退を表明しており、地方の法科大学院は厳しい状況に立たされている。

 新司法試験は、択一試験の合格者のみが論文試験を採点される二段階選抜。白鴎大法科大学院の課題は、択一の合格者に対して論文合格者が少ないことだ。今年も、択一の合格者は受験者35人中22人(合格率62・9%、全国の法科大学院74校中43位)と健闘したが、論文の合格者は2人だった。今年の合格者、藤平(とうへい)泰典さん(33)は「『足切りされたくない』と、択一に集中しすぎるのが原因では」と分析する。
           
 文科省は今月、2012年度から、低迷が続く法科大学院の公的支援を減額することを諮問機関の特別委員会に報告した。減額条件は〈1〉前年の大学院入試の受験倍率が2倍未満〈2〉修了生の司法試験の合格率が過去3年とも全国平均の半分未満――の2つ。仮に今年の実績で計算した場合、同院は〈2〉はクリアするが、〈1〉は1・7倍で、該当する。このため同院は今年の入学希望者の確保に懸命で、広範囲の受験者を集めようと、5回の一般入試のうち、2回を初めて東京会場で実施する予定だ。
           
 合格者増には、勉強量に加え実際の合格者からの指導が鍵となる。同院では現在、同院出身の弁護士2人が勉強法や答案添削の指導を行っており、今年の合格者も10月から加わる。今後の課題は、弱点である論文試験の対策強化だ。論文添削の回数増加などが検討されている。野畑院長は「栃木には栃木の法律問題があり、地域に根ざした法曹を育てるためにも白鴎大は不可欠」と力を込めている。