2011年3月18日金曜日

透析患者に練習船開放へ

透析患者は1度透析を受けられなかっただけで死亡する確率があります!!
命からがら津波から逃れたのに、透析を受けられずに亡くなるなんて…そんなこと、あってはいけないと思います。
それに、現地の病院ももう限界でしょう…。
一時的にではあるかもしれませんが、透析を受ける為に船に乗って欲しいと思います!!


◆透析患者に練習船開放へ 神戸大学院海事研など(3月18日神戸新聞)

東日本大震災の被災地で人工透析が必要な患者への治療が難しくなっていることを受け、県透析医会と神戸大大学院海事科学研究科は、避難してきた患者の宿泊場所として、同研究科の練習船を開放する方針を決めた。県内の透析施設では、外来475人、入院25人の治療に対応できるよう態勢を整えている。(岩崎昂志)


 慢性腎不全患者は2~3日ごとに人工透析をしないと命の危険がある。同医会危機管理委員の赤塚東司雄医師によると、宮城、岩手の両県では多くの透析施設が被災。現地の医療機関では24時間態勢で透析患者を受け入れているが、対応できる患者数の3倍以上の人が殺到している施設もあるという。

 同医会などは阪神・淡路大震災を教訓に、災害時に被災地の透析患者を海上搬送する仕組みを構築しているが、今回は被災地に着岸できる場所がない。そのため、神戸市東灘区に係留されている同研究科の練習船を宿泊用に使い、患者が避難先で通院治療しやすい環境を整えることにした。

 被災自治体や現地の医師から要請があった患者を受け入れ、最大で48人が泊まれるという。学内の手続きが整えばすぐに開始し、期間は4月6日までの予定。

 赤塚医師は「要請があれば、他の宿泊場所も含め、全ての患者を受け入れたい」とする。

 また、日本透析医会は患者を受け入れられる被災地外の透析施設や病床数を集約。ホームページなどで公開している。