2010年12月24日金曜日

家庭の問題について

今回は裁判員裁判の記事に関して書こうと思います!

家庭内の問題って端から見ても分からない・気付かないことが多いです…。
外見は幸せそうな家族に見えても、実は家庭内では崩壊寸前!!とか…。

被告人も誰かに相談する勇気を持っていれば…こんなことにはならなかったのに…



◆村上切断遺体 被告「母守るため」(12月23日 asahi.com)

村上市の国道沿いで今年5月、切断された遺体が見つかった事件の裁判員裁判は22日、引き続き新潟地裁で開かれ、弟を殺害するなどしたとして、殺人罪などに問われた山形県酒田市、元アルバイト店員土田崇被告(33)は被告人質問で「母を守るためだった」などと殺害に至った心境や動機などについて話した。裁判はこの日で結審し、検察側は懲役18年を求刑。弁護側は酌量減刑を適用して懲役6年以下の判決とするよう求めた。判決は27日に言い渡される。
 弟の学さん(当時31)を殺害した動機について、土田被告は「事件当日に口論となり、『お前たちがどれだけ苦しんでも関係ない』と言われ、どうしようもないと思って、母への暴力などを殺してでもやめさせないといけないと思った」と話した。
 遺体を切断して山中などに遺棄した理由を尋ねられると、「捕まりたくない気持ちがあった。自分が弟を殺したことを母に知られ、悲しませたくなかった」とした。
 一方で、現在の心境を問われると、「もう少しがんばって弟と向き合えば良かった」「周りの人に相談して助けてもらってもよかったかもしれない」などと話し、「取り返しのつかない、とんでもないことをした。本当にすまなかった」と話した。
 検察側は、殺害に至った動機について「被害者にも落ち度があり同情の念が湧く」としたが、「第三者に相談するなど最悪の結果を回避するためにすべきことをしていない」「母親は被害者を憎んでおらず、誰のためにもならない上、一瞬の激情にかられた最悪の選択」と指摘。また、切断して遺棄したことは、犯行の発覚を免れるためで「極めて悪質」とした。
 弁護側は「私利私欲のためでなく、母を守るための行動で責められない」「反省し、再犯の恐れはない」と主張し、酌量減刑の適用を求めた。
 土田被告は最終陳述で「これから自分が犯した罪の責任を果たしていきたい」と述べた。