2011年9月21日水曜日

現実と理想は大違いってことね…

司法改革を打ち出した小泉政権はもういないし…
当初理想としてた3000人を超えることが出来ないってことは…
勉強してる学生の質も、法科大学院を設立しても上がってないってこと?!
法科大学院側の先生も質が低下してるってこと??
やっぱり…理想と現実って違うのね…。



◆社説:法律家の育成 若い芽を摘まぬ工夫を(9月21日毎日新聞)

 裁判官や検察官、弁護士として社会で活躍する法曹の道を目指す意欲をそぐ状況が生まれている。
 一つは、法科大学院修了者を対象とした今年の新司法試験の結果だ。2063人が合格したが、合格率は23.5%で、過去6回で最低となった。政府は02年の閣議決定で年間合格者3000人程度との目標を掲げたが、大きく下回った。
 中でも、未修者(3年)コースの合格率は約16%にとどまり、法学部出身者向けの既修者(2年)コースの半分以下だ。
 司法改革を主導した政府の司法制度改革審議会は01年にまとめた意見書で、「幅広い教養と豊かな人間性」を掲げ、法律を学んだ経験のない社会人を含めて多様な分野から人材を集める方向性を打ち出した。
 だが、最近の新司法試験の結果を見ると、現実は理念からほど遠い実態にある。社会人向け夜間コースの拡充など、職業経験を経て法曹を目指す人たちを支える体制を、法科大学院全体として充実させてほしい。…