2011年5月19日木曜日

九州にいる被災者に笑顔を…

東京にいた私でさえ、地震発生から1か月くらいは恐怖心を持ち続けて生活して来ました。
しかし、被災地でマグニチュード7以上の地震を体験して被災された方達は、そんなあたしの思い以上に
恐怖を感じたことでしょう。
そして慣れない土地での生活…。
誰かに相談することでほんの少しは解決できるかも知れません。
相談窓口を利用して、日頃不安に思ってる事を話して聞いてもらいましょう。
きっと、心が軽くなるはずです!!



◆九州にいる被災者に笑顔を 7大学院連携 心のケア(5月18日西日本新聞)

■無料相談窓口開設へ

 臨床心理士の養成課程がある福岡県内の全7大学院が連携し、九州に避難してきた東日本大震災の被災者の心のケアを無料で行うネットワーク「ほっとひろば」を発足させる。5月中に各大学が相談窓口「ほっとひろば」を開設予定。東日本大震災の被災者の心のケアに、大学が連携して全県的に取り組むのは全国初という。関係者は「交流の場としても活用してほしい」と話している。

 7大学は、九州大(4月に先行開設)、福岡県立大、福岡教育大、九州産業大、福岡大、福岡女学院大、久留米大。いずれも臨床心理士の養成大学院がある。各大学は「ほっとひろば ○○大(自校の名称)」で個別相談に応じる。九大、九産大、福大、福岡女学院大は交流スペースもつくる。大学ごとに相談時間は異なり、土曜や夜も対応する例もある。

 福岡県によると、県内に住む避難者は423人(12日現在)。九大総合臨床心理センターの「ほっとひろば 九大」には、宮城、福島両県から福岡市に避難した2世帯8人が毎週土曜の面談に訪れる。大人は臨床心理士の教授と話し、子どもは大学院生と遊ぶなどして過ごすという。

 ネットワーク設立は、福岡県臨床心理士会が呼び掛けた。同会理事の松崎佳子九大教授(臨床心理学)によると、大人の被災者はイライラや不眠、急に涙がこぼれるなどの変調が出やすく、子どもは親に添い寝を求めたり、駄々をこねたりする「赤ちゃん返り」の行動が見られるという。

 「ほっとひろば 九産大」の運営に携わる同大学臨床心理センターの窪田由紀教授(同)は「震災から時間がたち、被災者の受け止めは個人差が大きくなってくる。気軽に施設を利用してもらいたい」と話している。