2010年1月19日火曜日

サイバーコート実験開始

コートは羽織るコートじゃなくて。。。法廷のことね。
遠隔地でそれぞれをつないだ状態で裁判をするというシステムの実証実験が開始されました。
法廷という場に立つのと、公民館の法廷もどきに立つのでは気持的にはかなりの違いがあるでしょうけど、やっていることはおんなじということで、問題なければ全国で展開されていくでしょうね。

◆公民館に”出廷”ネット通じ協議 福岡 サイバーコート実験開始(1月10日 西日本新聞)

インターネットを通じて民事裁判ができる「サイバー・コート(法廷)」システムの実証実験が9日、九州大学法科大学院(福岡市東区)と福岡県糸島市 の公民館などを結んで始まった。離島や過疎地でも司法手続きを利用しやすくすることが目的。24日までの計4回の実験をもとに実用化に向けた検証を行う。

  初日は、会社に残業代支払いを求めた実際の労働審判の事例を使用。九大の法廷教室に審判官(裁判官)役や会社の担当者役がおり、申立人の女性が公民館で 「出廷」した。ネットで書面をやりとりし、モニターを通じて協議、会社側が支払いを認めて解決するまでスムーズに運んだ。

 裁判官役を務め た元判事の山口毅彦・福岡大法科大学院教授は「ネット上での書面の管理、検索方法など実務的な課題はあるが、進行自体は違和感がなかった。実現すれば利便 性も増す」と評価。実験グループ責任者の川嶋四郎・同志社大法学部教授は「いつでも、だれでも、どこからでもアクセスしやすいシステム作りを前進させた い」と話した。

 24日午後1時からは模擬裁判を一般公開。糸島市の南風公民館、九大で傍聴できる。