2012年2月13日月曜日

依頼を放置しちゃだめ

一年半以上依頼を放置しておきながら、きちんと業務を行っているように偽装したのはいけないですね。というか、あり得ないです。これから弁護士がジャンジャン増えていきますので、質の低下が懸念されていますが、今後はこのような弁護士がどんどん出てくる可能性が無きにしも非ずということなのでしょうか?本で読みましたが、弁護士と言えど、合格してから現在まで自己研鑽に余念がない弁護士がほとんどである一方で、全く勉強せず、法改正があったことすらも知らない弁護士もいるらしいので、依頼した弁護士によっては大損する可能性もあると書いてありましたが、この例がまさにそれを象徴しているような気がしてなりません。

◆着手金受け取り放置 弁護士を業務停止1年2カ月 /千葉(1月28日毎日新聞)

 着手金を受け取りながら正当な手続きをせず依頼業務を放置したなどとして、県弁護士会は27日、同会松戸支部の羽賀宏明弁護士(51)を業務停止1年2カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は20日付。

 同会によると、羽賀弁護士は08年7月、損害賠償請求の提訴の依頼を受け、男性依頼人から着手金30万円を受領しながら、解任されるまでの1年半以上、提訴していなかった。その間、虚偽の裁判期日や交渉経過などを依頼人に報告し、依頼業務を遂行しているように装っていたという。…