2013年4月16日火曜日

自分の名をグーグルに、犯罪想起の単語…判決は

グーグルピンチですね。便利になると、メリットだけではなくデメリットも発生します。
この男性のように、プライバシーの侵害を受けておられる方は結構いらっしゃるのでは、ないのでしょうか。
現在、グーグル検索で電話番号や住所入力するだけでその人の、情報が漏れてしまいます。
自分でも気づかないうちに被害にあっている人もいるかもしれません。
皆さんも、一度調べてみることをお勧めいたします。

読売新聞 4月16日
 グーグルの検索サイトの「サジェスト機能」により、自分の名前と犯罪を連想させる単語が表示され名誉を毀損(きそん)されたとして、日本人男性が米グー グル本社に表示の停止と損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(小林久起裁判長)は15日、停止と慰謝料30万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

 ただ、同社は停止を命じた地裁の仮処分決定に従っておらず、判決に応じるかは不透明だ。

 原告の代理人弁護士によると、同機能により、男性の名前を検索欄に入力すると犯罪を想起する単語も同時に表示され、クリックすると、男性を中傷する事実無根のサイトが表れる。男性は、サイトの書き込みを理由に就職の内定を取り消されるなどの被害に遭っているという。

 地裁は昨年3月、男性側の仮処分申請を認めて同社に表示停止を命じたが、従わなかったため、男性が提訴した。

 訴訟で、同社は「表示されたサイトに関与しておらず、責任はない」と主張したが、判決は、同社には仮処分決定を受けた時点で表示停止の義務があったと指摘。「違法サイトを容易に閲覧できる状況を作り出しており、名誉毀損やプライバシー侵害に当たる」と判断したという。