2012年7月17日火曜日

金沢の北国新聞社員ひき逃げ:無罪主張を退け被告に有罪判決 /石川

ひき逃げの検挙率って40%くらいしかないんですね。
死亡のひき逃げの場合は90%以上あるんですけどね。
軽い事故の場合は車を特定する証拠があまり残らないから?
それとも、ひき逃げの件数が多すぎて対応しきれないということなのでしょうか?
いずれにしても、今回のひき逃げ犯は無事捕まってよかったです。
無罪主張も退けられたので、これで本人も反省してくれることでしょう。


金沢の北国新聞社員ひき逃げ:無罪主張を退け被告に有罪判決 /石川(毎日新聞 2012年7月14日)

 自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)罪に問われた、北国新聞社制作局印刷部の社員、野村純一被告(56)=金沢市有松3=の判決公判が13日、金沢地裁(手崎政人裁判官)であった。手崎裁判官は弁護側の無罪主張を退け、懲役10カ月、執行猶予3年(求刑懲役10カ月)を言い渡した。
 判決などによると、野村被告は今年1月4日午後5時25分ごろ、金沢市寺地1の市道で、前方への注意を怠って走行、道路脇を歩いていた男子高校生(当時17歳)をはね、腰にけがを負わせた。さらに、この高校生を救護せず、警察署に事故を通報しなかった。
 判決で手崎裁判官は、「現場は見通しのよい直線道路。被告は『脇見や居眠りをしていない』と供述しており、被害者を十分に発見できた」と指摘。さらにクモの巣状に割れた被告の車のフロントガラスや、被告が衝撃音を聞いたことから「被告は、事故が起きたことを確定的に認識していた」と認定。その上で「縁石に衝突したが、高校生をはねてはいない」とする被告の主張を「信用できない」と退けた。量刑は高校生が軽いけがだったことなどを考慮した。

 北国新聞社広報部は「有罪判決を重く受け止め、判決が確定した後、社内規定に従い厳正に処分する」とコメントした。