2012年3月9日金曜日

本当に減っている??

多重債務者が減ってきている…確かに、表面上は減ってきているかもしれません。
一時は
債務整理からの過払い金返還請求というのが定番になり、消費者金融を瀕死や破綻に追いやりましたからね。
グレーゾーン金利の廃止というのは多重債務者にとって願ってもない改正だったと思います。
その一方で、総量規制が導入されたことにより、借りたくても借りられないという方が増加しました。
審査が厳しくなり、借りられないからと、ヤミ金に流れる人も多くなったりましたからね。
多重債務者は減っているけど借り入れをしている人は増えているという現実…この人たちが多重債務に陥ると…また債務整理の業務がやかましく言われる日が来るんでしょうね。

◆多重債務者半減、1月末51万人 貸金業規制映す 信用情報大手まとめ(2月20日日経新聞)

借金を重ねる多重債務者が減っている。貸金業者からお金を借りた個人の信用情報大手の日本信用情報機構(東京・千代田)によると、借り入れが5件以上ある多重債務者数は1月末に前年同月末比24万人減の51万人となり、ピークの半数以下に減った。融資を年収の3分の1までに制限した改正貸金業法の完全施行をきっかけに、借り入れを整理する動きが進んでいるとみられる。

 同機構は消費者金融やカード会社からお金を借りた顧客の情報を扱い、業界最大級の9兆円超の借入金を管理する。多重債務者数は調査を始めた2010年4月の112万人をピークに右肩下がりが続いており、1月に過去最低を更新した。…